@sushiの日常

中堅経理のつぶやきの延長です。

税理士試験初受験の方へのアドバイス【受験時の注意】

 

 

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みなさんこんばんは。

 

なんとなく大分間が空いてしましました、、、。

 

これからはもうちょっとコンスタントに書いていきたいと思います。

 

今日は税理士試験が近づいてきましたので、自分の受験時の話も含め簡単に受験の注意を書いていきたいと思います。

 

体験談として、私が税理士試験の簿記論財務諸表論を受験したときの注意点を挙げてみました。

まぁ税法は受験していないのであくまで初受験のかたへの注意と気を付けたいこととしています。

 

すでにtwitter等でもいくつかは書いており重複する内容もありますが、初受験の方は見ていただけると幸いです。

学習の内容というよりは受験にあたって気を付けたいことの確認といった感じです。

 

 

⓵受験時は会議室の机とパイプ椅子

 これは受験時の環境的な話です。

 私が受験したとき、関西地区の会場はインテックス大阪というだだっ広い体育館のようなところでした。

 通常であれば見本市やオートサロンの会場になるようなところです。

 その広い体育館のようなところに会議室の机(いわゆる高校の会議室とかにあるような机)がダーッと並べられて1つの机に2人づつかけて試験が行われました。

 椅子も普通のパイプ椅子でした。

 つまり、最近は自宅学習等も増え、自宅の勉強しやすい机、椅子での勉強になっている方もいらっしゃるかと思いますが、本番を想定して机の広さ、椅子の高さなんかも確認しておいたほうがいいかもしれません。

 私は当時TACに通学していましたが、机の広さはTACの自習室の机がちかい広さだったと思います。

 近くに予備校、専門学校等ある方で、自習室が使えたりする方は一度確認してみるといいと思います。

 また、そういった環境がなくても、会社等に簡易の会議室用机があれば、それが近いと思いますので、広さの確認はしておくのがベターかな、、、さらにそこで簡単に問題解いてみたりできれば尚よしですね。

 

②会場の空調のばらつき

 2つ目も環境の話です。

 上記で書いたように、会場は体育館のようなところに机が並べられているようなところです。

 その左右に業務用の空調機が配置されていて、真夏の試験なので冷房がガンガンかかっています。

 なので、空調機に近いところ、遠い所では多少気温差を感じました。

 夏の試験なので半袖一枚で受験するつもりの方も多いかもしれませんが、空調機の近くの席だった場合を考え、上に羽織れる薄手のカーディガン等あれば安心だと思います。

 

③昼食は持参が基本

 これは簿財同時受験などで昼をまたぐ受験の場合ですが、昼食持参は事前によく確認したほうがいいです。

 これは会場がどこかにもよるのですが、当時のインテックス大阪は見本市くらいでしか使用されないため、周囲にコンビニ等がほぼなく、現地調達が相当難しい状況でした。

 また、近くにコンビニ等がある会場でも受験生が一斉に押し寄せて相当の混雑が予想されますので昼食は持参したほうがいいです。

 また、会場では試験と試験の間は受験者は会場外の通路等に出される形になりますので、机なしでも食べられるおにぎりやパンがベターです。場所によっては立ち食いに近い形になるので弁当や麺類は避けたほうがいいかもしれません。

 

④荷物は極力へらす

 受験時は不安もあってとにかくテキストやテストなんかを試験会場へもっていきたくなりますが、持っていく荷物は極力減らしたほうがいいです。

 理由は試験会場までの移動が大変になるのと、試験と試験の間に会場外へ移動するのが大変だからです。

 自分も受験したときはテキストなんかをたくさん持っていきましたが、とにかく重い、、、。

 前泊の荷物なんかもいれると大き目のボストンバッグがパンパンになるくらい荷物を持って行ってましたが、大失敗でした。

 とにかく重くて移動が大変だったし、荷物の整理も大変でした、、、。

 前泊~当日にかけては確認できるテキストにも限りがありますし、そこまで多くのものを持っていく必要はありません。

 どうしても心配という人は、キャスター付きのカバンなら移動もそれほど苦にならないと思います。(エレベーターを探したりする手間は増えますが、、、。)

 

⑤当日の会場までのルートは事前に確認しておく

 これは試験日の前日以前までの話です。

 試験会場が見知った会場であれば特に問題はありませんが、初めて訪れる会場の場合は、多少時間とお金をかけても当日の移動ルートや電車の乗り換えの下見なんかをしておいたほうがいいと思います。

 当日は電車の遅延や混雑等どんな事態が発生するかわかりませんので、そこで道に迷ったり時間に遅れてしまわないように、事前に一度ルートの下見はしておくといいでしょう。

 また、想定外の事態に備え、タクシーが拾える場所も事前に確認しておくとベターです。(あくまで最後の手段としてですが。)

 

⑥前日の夜と当日朝にすることは事前に決めておく

 これが最後になります。

 前日夜と当日朝に解く問題は事前に決めておいたほうがいいです。

 私の場合は前日夜には事前にTACでやった簿記論の総合演習問題の一番回答率の良かったものを解く、当日朝はウォーミングアップとして簡単な試算表作成の問題を一問解き、会場までの移動と会場での待ち時間は財務諸表論の理論総ざらいに充てると決めていました。

 前日に回答率の良かった回の演習問題を解くことで良いイメージをもって寝ることができ、朝も解く問題を決めていたのでバタバタすることはありませんでした。

 前日、当日朝の簿記論の問題は問題を解くためのチェックポイントを一つ一つ抑えていくイメージです。

 また、財務諸表論も各理論についてキーワードがスッと出てくるかどうか、簡単な文章が浮かぶかどうかを抑えていきました。

 前日夜からバタバタしてしまうと試験までずっと引きずってしまいます。

 半分精神論のようになってしましますが、いかに良いイメージをもって試験に挑めるか、いかに落ち着いて試験に挑めるかという観点で前日夜~当日朝のやることを決めておくといいでしょう。

  直前、特に当日なんかはあれもこれもと気にしだすとキリがなくなってしまうので、ある程度のところで割り切って試験に挑むことも必要かと思います。

 

 

以上が自身の経験も含めた注意点です。

 

整理し試験受験生の方、特に初受験の方は緊張もされるでしょうし、不安も多いかと思います。

ただ、初受験の場合は本当に最後の最後まであきらめなければ力はつきます。

残り短い時間ですがあきらめずに頑張ってください。

 

今日書いたことが少しでも皆様の力になれればこれ以上の喜びはございません。

 

では本日はこの辺で。

 

おやすみなさい。 

 

経理の良いとこ悪いとこ

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皆さんこんばんは。

 

今日は先日からの経理の業務シリーズから少し離れてもう少し大きいくくりで経理の良いところと悪いところという観点で書いていきたいと思います。

 

以前質問箱にそういった質問をいただきましたが、その時間違って悪いところだけ書いてしまったので、その反省も含めてですね。笑

 

質問箱の時に書いてしまったので、ちょっと順番は前後しますが、まず経理の悪いところ(オススメしないところ)を先に書きます。

(後からいいとこが出てくるほうがいいですよね?そうでもない?)

 

経理の悪いところ1つ目は、締切が厳しいところです。

まぁどの職業でも締切というのは多かれ少なかれあるのですが、経理の場合は決算の日程というのは原則時間厳守なので、決算の締切については非常に厳しく言われます。

特に本社でのデータ吸出しや社長報告の元データになったりするので、決算時の工場の経理なんかはその締切までに必死になって伝票を入れたりデータを集めたりしています。

全社的にトラブルが起こらない限り本社の示す締切は絶対なので、締切守るために時には深夜まで残業になったりすることもあります。(だいたいシステムトラブルとかが発生するとそういう状況になったりすることが多いです。)

また、決算の締切だけでなく、業績会議の資料等も会議の日程をずらすことは難しいので、会議前なんかは残業になったりすることも多いです。

(会社によるとは思いますが、事前に経営幹部の予定を抑えていて前日キャンセルとかすると、次の日程を確保できる日がなかったり経営幹部陣がそろわないなどあるので、基本業績会議なんかの日程は経理の都合でずらせなかったりすることが多いです。)

 

2つ目は決算で出す売り上げや損益は経営数値なので、取扱に気を遣うし、情報の展開については責任が大きいところです。

これに関しては当然といえば当然ですが、経営数値の管理にかかわってくるので、情報の取り扱いには細心の注意を払わなければならないということですね。

やはり売上や損益の情報は社内であっても誰これ構わず展開していいものではないですし、他部署に聞かれたとしてもどういう意図でその数値が必要か、用途や客先への報告の有無なんかも確認しなければなりません。

全社的な最終決算が記載されていて、社外の人も確認できるIR資料なんかであれば特に客先への提示には問題ありませんが、特定製品の売上や損益については営業戦略や客先の意図も十分考慮したうえでの報告等が必要になる場合があります。

 

3つ目はどちらかというと心持みたいなことになりますが、経理は社内で優等生でいなければならないところです。

実は何気にこれが結構きつい。

1つ目2つ目でも記載してますが、締切は基本絶対に守らなければならない、情報の管理もきちんとしなければならないなので、業務的に制約のかかる箇所もありますしミスはできないプレッシャーもあります。

それに加えて、締切のために他部署に資料や数値を厳しい日程で依頼することもあるので、逆に経理へ依頼された資料や数値は絶対に遅れることなく他部署へ提出しなくてはいけません。

普段から経理が他部署に締切を守っていないと他部署からクレームも来ますし、最終的には総スカンされることになりかねません。

また、経営に関しての要求をすることも多いので、経理が自分に甘いと誰も言うことを聞いてくれなくなる恐れもあります。

そのためにも普段から他部署に信頼を得るため、ミスは最小限に抑え、依頼には日程通り答えるということを徹底していきます。

また、ミスをしても周囲にはきちんと謝ること、ミスのリカバリーをすぐやることを原則として誠実に向き合うことが求められます。

つまりこれが経理が社内で優等生でいなければならない、というところです。

このあたりは普段からの心がけになりますが、私は入社した時の先輩から言われたこの言葉を守れるように取り組んでいます。

 

 

ではここからは良いところ(オススメできるところ)を書いていきます!

 

とは言っても、経理の良いところと悪いところっていうのは実は表裏一体だったりします。

つまり表現のしかた一つです。

そういった見方でも見てもらえるとありがたいですね。

 

1つ目は月内のおおよそのスケジュールがもともと決まっていて、1か月のスケジュールが立てやすいことです。

まぁこれは悪いところの締切が厳しいところの反対にもあたるのですが、締切が厳しい=毎月締切通りに業務が一区切りするということでもあります。

なので、決算業務にしてもピークは月末2営業日くらいから月初5営業日目くらい、会議資料作成も業績会議が8営業日と決まっていれば毎月ほぼそのスケジュール通り日程が進むので、業務のスケジュールやプライベート(退勤後や休日)の計画も立てやすい傾向にある仕事だと思います。

だいたいピーク時は残業していても、決算が過ぎれば、経営会議が過ぎれば経理は定時で退社というところも多いのと思います。

 

次に2つ目は担当レベルであっても経営層が見る数値をリアルタイムで見ることができるところです。

通常、経理以外の部署の担当レベルだとなかなか経営数値に触れることはありません。

経理であれば新入社員だろうが中途入社だろうがすぐに決算で売上や損益といった軽々数値に触れることができ、会社の状態というものをリアルタイムで見ることができます。

悪い点の2つ目で書いたように情報を扱う責任は負いますが、会社の経営情報の数値をリアルで見られることの意義というのは大きいと思います。

 

そして3つ目は、それぞれの業務をきちんとこなしていくことで、いろいろな部署とのつながりができるし、信頼関係も築けるという点です。

先ほど経理は優等生でならなければならないと書きましたが、ある意味優等生として各業務に取り組めば、いろいろな部署との連携ややり取りが出てきますし、それらの部署に対して真摯に向き合うことで信頼関係も築けます。

(他部署からの依頼は必ず対応する分、他部署もこちらの依頼には応じてくれる等)

車内で優等生でいることはプレッシャーとも書きましたが、信頼関係を築き、決算や予算業務を共に進めたり、他部署からの提案に対し応えたりしていくことが経理の醍醐味の一つだとは思います。

 

そしてここからはさらに良いところです。

 

経理の仕事については会計の勉強がもちろん必要ですが、勉強したことが会計資格に直結する、もしくは会計資格の知識を仕事に直結させることができる点はいいところだと思います。

ですので、経理に配属されて会計資格を持っていなくても、業務を通じて身に着けたことが資格につながることもありますし、会計資格を持っていることで新卒や未経験からも経理の戦力となることができます。

 

また、基本経理は事務系職種の中でも部署間の移動が少ない部署なので、一度経理になると、自分から異動願いを出さない限りは経理畑を進むことができるのもいいところかなと思います。

もし経理志望でなかった場合には少々困ったことになりますが、、、。

 

おおよそいいところについてはこれくらいでしょうか。

 

今回はとりあえず大き目にざっくりと書きましたが、リクエスト等あればもう少し細かい内容や業務まで触れていきます。

 

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

いいねやコメントいただけると励みになりますので是非!

 

では今回はこの辺で。

 

皆様おやすみなさい。

 

経理の仕事って何?【資産管理編-3】

  

みなさんおはようございます。

非常に珍しく朝の投稿です。笑 

 

さて、今回も先日に引き続き経理業務のうち資産管理について書いていこうと思います。

意図せずシリーズものとなってしましましたが、これを読む前に資産管理編1、および2についても目を通してもらえるとありがたいです。

 

atsushi11.hatenablog.com

 

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大まかな項目としては以下の7点についてです。

 

1. 現金及び現金同等物の管理

2. 売掛金の管理

3. 売掛金以外の未収入金の管理

4. 棚卸資産もしくは商品残高の管理

5. 固定資産の管理

6. 売買目的有価証券の管理

7. 売買目的以外の有価証券の管理

 

前回は5の固定資産の管理の箇所でだいぶ量を書いてしまったのでいったん切りました。

今回も5固定資産の管理の続きから書いていきたいと思います。

 

前回の記事では固定資産の管理のうち、固定資産の取得(固定資産に計上すべきかどうかの判断など)について主に書いていました。

 

固定資産を取得したのち、どうなるかというと、それらの固定資産を全て稼働~廃却まで管理するという仕事が出てきます。

 

固定資産の稼働って?と思った方もいらっしゃるでしょうか。

 

固定資産の稼働というのは、一言でいうと事業の用に供するということです。

そして、重要なポイントは固定資産が事業の用に供して初めて建設仮勘定から固定資産勘定へと振替され、減価償却が始まるということです。

 

具体的にいうと、生産設備を購入しても、電気工事をしていなくて設備の電源が入らない状態では固定資産の完成とは言えず、建設仮勘定に計上することになりますし、当該設備がテスト等含め完了し、設備として稼働し始めた日から機械装置となり、減価償却できるという考え方になります。

 

ここでは稼働し始めた日から、と記載していますが、実務面では月末に当月完成する固定資産を経理立ち合いで製造や生産技術の方と実物が稼働していることを見に行って確認し、その月から資産完成、償却開始としているところもあると思います。

厳密にいえば資産完成ごとに経理も含め立ち合いを行い、償却費は日割り計算を行うべきではありますが固定資産の件数が多い工場等では一定の基準を設け月ごとの償却計算としているところもあると聞きます。

 

ここで実際の立ち合いで気を付けたいのは、実物が稼働しているかどうかだけでなく、対象の資産は計上しようとしている科目として妥当かというところです。

つまり、機械装置を車両運搬具として計上しようとしていないか、備品を無形固定資産として計上しようとしていないかも実際に立ち合いが必要な理由です。

計上科目をきちんと区分する必要があるのは、各計上科目毎に耐用年数(償却期間)が違うこと、計上科目の間違え方によっては固定資産税の申告も間違うことが挙げられます。

減価償却については、対象の資産が事業のように供した後、適正な期間損益計算を行うための会計処理です。

つまり、機械装置を車両運搬具としてみたり、備品を建物として減価償却計算をすると適正な期間損益計算が行えていないということになり、政務調査等では指摘の対象となる可能性もあるので、きちんと計上科目の確認もしましょう。

 

また、償却計算ですが、資産件数が少なければ無理くりエクセルで、、、ということもできなくはありませんが、会社によっては専用の固定資産管理及び減価償却費の計算ツールを持っているところもあります。

実際、弊社も専用ツールをつかっています。

全てとは言いませんが、こういう固定資産管理ツールは会社ごとに一癖あってまずツールの使い方を覚えるだけでも実務面では苦労することがあります。

 

専用ツールを使っているところでは出てきた数値を仕訳入力する、もしくは会計システムと連動していれば計算された償却費がそのまま仕訳反映されるというような形で決算には反映されていきます。

仕訳自体は各固定資産項目(機械装置や車両運搬具など)から減価償却累計額への振替となります。

 

固定資産の科目の計上も正しく済んだし、償却計算も終わったし、、、と思っていてもまだあるのが固定資産です。笑

 

今度はBSにすでに計上されている固定資産が実際にあるかどうか(実態に合っているかどうか)をチェックする必要があります。

そのために半年に一回、もしくは年に一回の全件棚卸を実施します。

基本棚卸を実施するのはそれぞれの資産の管理部署ですが、経理も棚卸の依頼や棚卸表(棚卸データ)の展開をしたり、棚卸に立ち会ったりするので結構大変です。

しかも棚卸をして全件資産が問題なくあればいいですが、実物がないとか、別の場所に移動してる、とかそういったことがあるので、提出された棚卸表や棚卸データを確認し、再度ものを捜索してもらったり、一緒に棚卸に立ち会ったりします。

この辺りも結構大変な要素の一つです。

 

ちなみにちょっと話がずれますが、棚卸をした結果、資産がないとなると結構重罪です。会社の現預金で購入した資産を無くすということは会社の現預金を紛失したのと同様となり、会社によっては顛末書もので、管理部署は相応の責任を負います。

身の回りに固定資産がある人は紛失には本当に気を付けましょう。

 

そして、棚卸の際には資産が稼働しているかどうかの確認も重要になってきます。

つまり資産が稼働していないということは事業の用に供していないということになりますので、稼働していない期間の減価償却を停止させなければなりません。

資産が数日間稼働していない状態であれば、減価償却を停止するまで至りませんが、数年間稼働していない、もしくは稼働見込みがないものについては償却を停止するのが妥当でしょう。

 

また、設備の稼働見込みについて、今後一切稼働見込みがない(その設備で作る製品の生産が完全に終わった等)場合で、残存簿価が残っている場合には減損の処理も必要になります。

減損についての定義や計算まではここでは省きますが、減損とは対象資産のキャッシュの獲得能力が極端に落ちている、もしくはキャッシュ獲得能力がほとんどない場合に、相応の現在価値をBSに反映させるための処理になります

減損については多くの場合、特別損失もしくは営業外損失となることも覚えておきましょう。

 

そして固定資産の最後の業務が資産廃却です。

 

多くの企業は毎年資産の購入について投資をしていきます。

その際、既存の資産の廃却を行っていかなければ、その企業の敷地はすぐに固定資産で埋まっていってしまいます。

投資を行い、企業の代謝を保つためにもきちんと資産の循環を行う必要があり、投資によって取得するものがあれば、廃却する資産も出てくるというわけです。

なので、ここまで取得やBSへの計上後の話を書いてきましたが、廃却するときもそれをきちんとBSに反映させなければなりません。

 

廃却については基本管理部署が必要ないと判断すれば設備なり備品なりを廃却業者に引き渡し、処分することになります。

経理も資産廃却の際の資産引き渡しには立ち合い、対象の資産が廃却されているか、別の資産まで廃却していないか等を確認します。

そして廃却の確認ができた資産をBSから払い出すことになります。

 

廃却の際にはきちんと写真をとり、間違いなくその資産の廃却であること、日付を確認できるようにしておき、間違いなくその日に処分したことが分かるようにしておくのがベターです。

また、資産を処分引き渡ししたときの検量表も税務調査や会計士監査では必要になる場合があるのできちんと保管しておくといいでしょう。

この時に経理に話を通さず廃却したりすると、先に記載したように棚卸したときに実物がないなどの状況が発生するわけです。

 

さらに、経理の視点から、棚卸の結果や償却停止、減損しているものについて不要な設備を廃却させることも事業所の代謝UPには有効です。

 

ここまでが固定資産のおおまかな業務になります。

 

追加で会社によっては予算策定をする際、償却費の将来計算等もすることになる場合があります。

それは通常業務外なのでいったんここでは割愛します。

 

ようやく5つ目が終わった。笑

固定資産業務って書いてきて長かったですが、それだけ奥が深い業務でもあります。

固定資産に詳しくなるということはその事業所、工場、営業所に詳しくなるということでもあるので、初めて経理を経験する方には勉強として非常にいい業務だと思います。

 

そして6つ目の売買目的有価証券は取得したときのBS計上、売却した時のBSからの払い出しをきちんとする、各会計期間末の時価評価を正しく行う、ということに尽きると思います。

 

ただし、これについては現状でいえば金融や証券会社に勤務していなければほぼ触れることはない業務だと思います。

弊社もメーカーなので、実際売買目的有価証券は保有していません。

 

簿記の問題ではよく出てくる売買目的有価証券ですが、実務では一度も仕訳を切ったことはありません。笑

 

よほど資金に余裕のある企業が売買目的の有価証券を保有することはあるのでしょうが、それほどの規模の企業の多くはファイナンス専門の子会社をもってそこで管理されているので、専門会社に行った場合は必要な業務ですが、ほとんどの企業では直接触れることはないでしょう。

 

もちろん知識として、簿記の処理を覚えておくことは有益です。

いつ何時そういった資産の保有があるかわかりませんからね。

 

そして最後に7つ目の売買目的以外の有価証券についてですが、これもおおよそ売買目的有価証券と同じです。

ただし、売買目的でないので、各会計期間末の時価評価の必要はありません。

 

なお、時価評価は必要ありませんが、著しく価値が下がった場合等には固定資産と同様減損等の処理にてBS計上額を適正にする必要があるのでおおよその時価評価額は把握しておきましょう。

 

そもそも売買目的でない有価証券って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば事業提携のための株式譲渡によって取得した株式だったり、ゴルフの会員権等が当てはまったりします。

まぁ今どき会員権なんてもってるところは少ないかもしれませんが、、、。

 

というわけで3篇に渡って長らく書いてまいりましたが、資産管理編は今回で完結です。(一応)

 

資産管理については、一番最初に書いた通り、貸借対照表の適正化及び健全化が経理としてのタスクでもあるので書いてきました。

経理といえば損益計算書でしょ?って思う方も多いかもしれませんが、会社の実態を表現するという意味では資産管理業務のほうが、会社の状況をつかめると思います。

そういう意味では就職で経理につく人、経理未経験で転職される方にとっては最初の担当として一番いいと思うので、損益計算の話より先に資産管理について書きました。

 

資産管理について長々書いてきましたがポイントは以下です、

 

貸借対照表の適正化健全化

 →BSには資産の状況、実態を正しく計上する必要がある。また、資産状況を見ながら改善提案していくことも経理の重要な仕事である。

 

実態と貸借対照表の一致

 →BSに表示されている資産の状況が実態と合っているか照らし合わせ、不整合がないようにする。企業の不正会計には往々にしてBSの不正計上があるので、それを見逃してはならない。

 

各部署との連携を十分にとっておく

 →入金情報も棚卸資産や固定資産の棚卸も経理だけでは確認しきれないので、日ごろから各関係部署とは連携を取り合い、情報を常にアップデートすること。また、各部署と連携をとることが今後の業務を円滑に進めるうえで重要であることを理解すること。

 

自分で書いてきたことまとめるって大変ですね。笑

 

ポイントの書き方も未だ統一性がないですが、今回のまとめは異常としたいと思います。

 

いかがだったでしょうか?

少しでも皆さんの経理業務のイメージに資することができたのであれば幸いです。

 

本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

よろしければいいねやシェアをお願いします。

コメントもお待ちしております。

 

それでは、ありがとうございました。

 

経理の仕事って何?【資産管理編-2】

 

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みなさんこんにちは。

 

久々に昼間に投稿します。笑

 

今回は前回の続きで経理業務のうち、資産管理について書いていこうと思います。

 

 前回は以下の項目のうち、1~4まで書きました。

まだ、読まれていない方は是非ご一読いただけますと幸いです。

 

1. 現金及び現金同等物の管理

2. 売掛金の管理

3. 売掛金以外の未収入金の管理

4. 棚卸資産もしくは商品残高の管理

5. 固定資産の管理

6. 売買目的有価証券の管理

7. 売買目的以外の有価証券の管理

 

では、本日は5つ目の固定資産管理から書いていこうと思います。

 

固定資産管理(有形、無形)、と一言にいっても結構大変です。

この業務は現預金や売掛金の管理とは違って、あまり経理チックではないかもしれません。

皆さんがイメージされる経理と違って固定資産管理は結構泥臭い仕事です。

 

まず、皆さんにお伺いしたいのですが、「固定資産」とは何でしょうか?

 

固定資産とは取得価額が10万円以上で且つ1年以上に渡って使用される設備や備品、無形資産、その他権利等のことを指します。

ただし、企業によっては取得価額が10万円~20万円以下のものを一括償却資産として費用処理していることもあります。

 

という条件が入ってくると、そもそも貸借対照表(BS)に計上するもの、しないものの判断が難しくなってきます。

 

まず、固定資産の購入から考えていきましょう。

ここで再び質問ですが、価格100万円の設備を購入した場合、BSに計上する設備の取得価額はいくらでしょうか。

 

 

正解は「100万円の購入価額+取得にかかる不随費用分」を固定資産として計上することになります。

では、取得にかかる不随費用とは何でしょうか?

 

取得にかかる不随費用とは、購入資産が設備等であった場合、設備の据え付け費、初期設定費用、設置にかかる電気工事等のことを指します。

一般的に「設備の用に供するまでに不随する費用のこと」ですね。

なかなか実際に資産の購入等をしてみないとわからないことですが、一般的に販売されている設備や備品で初期の据え付け費用がかかるものは結構あります。

工場の設備なんかは当然、設備だけドンと運んでこられても設備としての機能を発揮しないので、ピット工事をしてその設備の置き場に固定し、電気工事をして電源をいれます。

また、設備内にソフトが内蔵されている場合には当社の製品に対応するよう初期設定を行い、実際に製品を使って試運転を何回かして、品質面、能力面をクリアして初めて孫設備の機能が発揮できる状態となります。

設備が実際に動き、能力を発揮できるような状態になるまでにかかる設備本体以外の費用が資産取得にかかる不随費用になります。

ただし、取得にかかる費用のうち、税金や利子については取得価額に含めないことができます。(含めても可です。)

 

いかがでしょうか?

意外とややこしいな、、、と思われたでしょうか?

 

つまり、設備や備品等を購入した場合には、金額(本体価額と不随費用)、使用実態(使用予定)を鑑みて、まず「固定資産の計上が妥当かどうか」を判断する必要があります。

 

今まで紹介してきた現預金や商品残高は、そのものがあるかどうか、あればBS計上という流れでしたが、固定資産についてはまず取得の段階から経費処理が妥当か、固定資産処理が妥当かを日々判断していくことになります。

 

特に本体の購入については設備等の規模にもよりますが数百万円~数千万円の場合があるので、買掛計上明細でも確認しやすいですが、不随費用については明細だけでは確認できないことも多く、常に生産技術部や製造部とは連携を取り、どこまでが不随費用かよく吟味し、その固定資産の取得価額を決定します。

 

また、設備や備品本体について実際に実物を確認したり、不随費用の実態を確認しに行ったり、実際に固定資産として計上するのが、機械装置がいいのか備品がいいのか等を確認するために、固定資産担当者は結構現場へいきます。

デスクワークになりがちな経理ですが、現場へ行く数少ない業務です。

これが嫌という人もいますが、個人的にはいろいろ工場内を動けて見れるので楽しい業務だと思ってました。

 

ここまで固定資産の取得に関して記載をしてきましたが、注意をしなければならないのが、いわゆる「固定資産逃れ」です。

固定資産逃れとはつまり固定資産に計上しなければならないものを経費として処理してしまうことです。

固定資産逃れは固定資産税未納となるだけでなく、費用として一次処理しているので法人税金額も過少に支払っていることになり、見つかると追徴課税として相当の金額を追加で支払わなくなるので、経理としては絶対に避けなければなりません。

 

では、固定資産逃れとはどういった場合に発生するのでしょうか?

 

たとえば、1個100円のレンガを一つ購入したとします。

この時点では金額が10万円以下のため、金額基準で固定資産になりません。

 

ただ、1個100円だからと経費処理をしていたら、実は10,000個レンガが購入され、それらを組み上げて小屋が建っていたとなったらどうでしょうか?

ざっくりでも100円×10,000個=1万円となり、固定資産としてBSに計上すべき案件となります。

この場合、単価の小さいレンガとしてすべて経費処理していた場合は固定資産逃れとなってしまいます。

 

上記は簡単な例として出しましたが、例えば高額なパソコンをモニターとサーバーとキーボード、マウスと分けて購入されたらどうでしょうか?

 

固定資産担当は常に買掛計上内容を確認し、不審な経費の購入がないか、意図していない固定資産逃れがないかを確認していく必要があります。

 

一応ここまでの例は原則有形固定資産をもとに記載してきましたが、無形資産(ソフト等)でも原則は同じです。

無形の場合は目に見えないというところもあるので、さらに注意が必要です。

 

と、ここまで書いてきましたが、固定資産の取得だけでも結構かかってしまいましたね。笑

 

本当はここからBS計上にて計上する区分の話や実際のモノの管理から最終的に廃却するところまで書こうと思っていたのですが長くなりそうなので、また分けます。笑

 

固定資産管理のポイントと、資産管理全体のおさらいは、次回以降にします。

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

気になった個所等あればお気軽にコメント等でご連絡ください。

また、いいねや共有もしてもらえると今後書いていく励みになります。

よろしくお願いします。

 

本日もありがとうございました。

皆様良い週末をお過ごしください。

 

ではまたお会いしましょう。

 

経理の仕事って何?【資産管理編-1】

 

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皆さんこんばんは。

 

 

本日は前回に続いて経理の業務について書こうと思います。

 

今回は資産管理についてです。

 

資産管理と一言にいっても幅は相当広いです。

なので、一人ですべて担当することはないとは思いますが一部でも業務のイメージにつなげてもらえるといいなぁと思って書きます。

 

大前提として、経理にはBS(貸借対照表)の健全化というお題目があり、適正な期間損益計算と同じくらいBSに計上するもの、つまり資産/負債/純資産については実態を正しく会計処理する必要があります。

 

今回はそんなBS計上案件のうち、資産管理について具体的な業務と合わせて書いていきます。

 

資産管理という側面で見ると、大まかな業務は以下7つくらいに分類されると思います。

1. 現金及び現金同等物の管理

2. 売掛金の管理

3. 売掛金以外の未収入金の管理

4. 棚卸資産もしくは商品残高の管理

5. 固定資産の管理

6. 売買目的有価証券の管理

7. 売買目的以外の有価証券の管理

 

 

1つ目は現金及び現金同等物の残高管理です。

まぁこれは世間一般の経理のイメージとしてよく考えられるものではないでしょうか。

よく経理は会社の金庫番などと言われますからね。

ただ、現在においては、実際に会社に金庫を置いてカギを開けると数千万の札束がザックザック、経理が札束を一枚一枚数えて、、、、ということはほとんどありません。

そこそこの規模で上場会社などの場合などは基本的に銀行の当座預金にて残高の管理をしています。

うちの会社の場合ですが、旅費の仮払い等も含めて口座振替処理で対応するので、会社に現金残高自体がほぼありません。

会社に現金をおくと、その管理に手間がかかる(金庫の保持、鍵の管理など)のと現金を置いておくことは不正取引の温床になる場合が多いため、リスクヘッジも含め銀行の当座預金にて現預金の残高管理をしているところも多いと思います。

なので、残高管理といっても入出金の受払の結果と銀行預金の残高が一致するかの確認をすれば概ね残高の妥当性としては合格となります。

ただ、現預金は当月の残高も重要ですが、今後の入出金の受払と残高状況(つまりキャッシュフローが重要になります。

当月の現預金の残高と今後数か月の売上/.仕入を考慮しキャッシュフローを計算していくことが現預金勘定がマイナスになることを防ぎ、また現預金勘定が過剰に増減することを防ぎます。

また、現預金関係の仕事の難しいところとして、「入金されたお金に色がついていない」という点です。

例えば、当社からA社に対し、取引が当社からの売上のみであれば、A社からの入金は売掛金の入金となり、入金額を売掛金から取り崩すことになります。

しかし、規模が大きくなり、当社からA社に対し取引が売上、貸付金、有価証券の売買など多岐にわたるようになった場合、月末に売掛金入金、貸付金の返済、有価証券の売買代金がドーンと入ってきて入金の内容を一つ一つ潰しこんでそれぞれの残高勘定から取り崩したり損益勘定(PL)に計上したりといったことが発生します。

もちろんすべて手作業で処理している会社は少ないと思いますが、入金条件については各案件について複雑になっている場合が多いので、システム等で最終的に振り分けられないものについては手作業で分類をしているところもあります。

(少なくとも弊社はそうです。)

そういった業務のなかでは、営業やその他部署と連携を取り入金案件について事前に情報を仕入れておくことも重要ですね。

 

2つ目は売掛金の管理です。

売掛金については主な決算時の確認項目は当月入金された案件が適正に売掛金勘定から取り崩しされ、当月売上処理した案件が適正に売掛金勘定に計上されて正しくBSに反映されているかどうか、という点になります。

BSの残高管理という観点からはそこまで確認の多い項目ではありません。

ただ、売掛金については日々の業務として、入金計画検討と入金フォローが会社の命運を握るくらい大事です。

なぜなら、売掛金に計上されているものは、PL上(損益上)は会社の利益に貢献していますが、キャッシュフローという観点ではまだ何も貢献していないからです。

会社は営業活動をし、売上を上げ、その代金を回収して初めて継続した企業活動ができるのです。

資金は企業にとって血液と言われますが、まさしくその通りで、売上がいくら大きくなってもキャッシュを回収できなければその企業は倒産します。

(逆に損益がボロボロでもキャッシュさえ回り続けていれば倒産はしませんが、その話はまた別の機会で。)

なので売掛金についてはきちんと毎月の回収計画をたて、予定通り入金があるか、入金がされていなければフォローをしていくことが非常に重要となります。

長期入金停滞などもってのほかです。

なので売掛金の残高には毎月目を光らせ、売上の増減以上に売掛金が増加していないかチェックし、不良残高が残らないよう明細まできちんと確認することが日々の業務の中で大事になってきます。

合わせて顧客との兼ね合いもありますが、売掛金の早期回収についても提案実行できると会社のキャッシュフロー改善に貢献できることもあります。

 

3つ目は売掛金以外の未収入金の管理です。

こちらも売掛金の残高管理同様、決算時の確認項目はそこまで多くなく、売上以外で請求書を発行した案件などの残高について適正にBS/PLに反映されているかを確認することくらいです。

ただ、こちらも日々の業務として入金遅れの有無の確認と入金フォローは必須です。

売掛金以外の未収入金なので、例えば会社の土地の一部を貸して賃料を請求していたり、エンジニアを派遣して作業してもらった場合のアブセンスフィーなどの請求等がこのへんに当てはまり、金額としては売掛金に比べれば小さくなります。

ただ、単発で請求書を発行するような案件は、ある一定のスポット取引になることが多く、毎月入金される売掛金とは違って入金遅れや長期停滞が発生しがちです。

特に弊社の海外子会社なんかは請求書発行して放っておくと音沙汰なしなんてざら。

たとえ金額が売掛金と比べて小さくても、キャッシュフローの観点、財務諸表の健全化の観点からも回収は必須です。

また、入金停滞が1年を超え、流動資産でなく固定資産として計上されると引当金の計上も必要になる場合があるので注意が必要です。

毎月の入金が締まったあと、入金遅れが発生しているような案件はすぐにフォローをし。長期入金停滞を発生させないようにしていきましょう。

 

4つ目は棚卸資産や商品残高の管理です。

ここまでは資金関係のお話だったのでどちらかというと事務所オンリーの業務の話でしたが、この辺りからは現場、営業所も含めての話になってきます。

棚卸資産や商品残高の管理については、まず残高の把握がめちゃくちゃ大変です。

工場であれば月末に工場内すべての部品や仕掛品、製品の棚卸を行いますし、小売りのような業態だと閉店後や店舗休業日に全製品の棚卸を行っています。

そして工場であれば仕入、売上された売上原価の受払から理論残高を、小売りであれば仕入と売上の内容から理論残高を弾き、残高を1件1件確認していくということになります。

この辺りは工場や小売店の規模にもよりますが、規模が大きくなればなるほど棚卸の制度は落ちてきます。(基本棚卸をやるのは生産管理やほかの部署ですが、経理はその棚卸をチェックしに行ったりします。)

そこそこの規模になると製品一つ一つの残高の確認なんてとてもできなくなってくるので、多少の差額は棚卸減耗や雑損で処理されることになりますが、管理がザルだと、実際棚卸をしたときにとんでもない金額の差額が発生したりします。

なので、日々の業務として棚卸をしたときに理論残高との差額を発生させないように、日々生産管理や店舗担当者に受払を確認させ、おかしな残高や架空の残高を発生させないことが重要です。

経理の立場としては実際に棚卸をする必要はありませんが、定期的に棚卸に同行して正しい処理が行われているか等の牽制を働かせておくことも必要です。

また、工場の場合、年度末には会社の担当の会計士が棚卸に同行する場合があるので、そのデモンストレーションとしておくのもいいでしょう。

あと貸借対照表の健全化という面から言えば、棚卸に同行して長期停滞在庫がないか、棚卸されていない簿外資産がないかというところも確認しましょう。

多くの品目を扱う工場や小売店の場合、停滞在庫や簿外資産が発生しやすい(見逃されやすい)傾向があります。

停滞在庫はキャッシュフロー悪化の要因となるだけでなく製品としての価値も低いと判断され期末に大きく価値を下げられたりする場合があるので、不要な在庫は廃却を促進し、常にクリーンにしておくことが大切です、

簿外資産はまず実際のものの動きが会計的に正しくBSに反映されていないのでアウト、会社の資産を正しく申告していないので税務的にアウト、とダブルパンチを食らう可能性があるので発生は絶対に避けなければなりません。

このような会計的、税務的なリスクを避けるためにも、BSの健全化を保つためにも、生産管理等の部署と連携して棚卸資産や商品残高の管理はきちんと行いましょう。

 

少し長くなったので本日はこの辺にしましょうかね、、、。

そんなに長く書くつもりなかったのですが。

 

続きは後日、固定資産の管理から書きたいと思います。

 

本日のポイントは以下です。

経理の仕事は損益計算書(PL)の作成のみでなく、貸借対照表(BS)の健全化、管理というのも仕事!

BS管理ができていない会社はどこかで立ち行かなくなる可能性が高いので、きちんと管理を行いましょう!

 

結局次の話も同じポイントになるんですけどね。笑

 

では続きをお楽しみに。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

いいねやTwitterでの拡散をしていただけると今後記事を書く励みになります。

面白ければよろしくお願いします。

 

では今度こそ本当にお疲れさまでした。

 

 

経理の仕事って何?【出金業務編】

 

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皆さんこんにちは。

 

今日は今までと少しテイストを変えて、大学卒業後、私が一般企業へ入社してからの仕事についてのことについて書こうと思います。

 

仕事のことについては一回ではとても書ききれなさそうなのでいくつかに分けて書くことにします。

 

まず書こうと思うのがタイトルにあるように出金業務ですね。

経理といえばまずお金の支払の業務ってイメージの方も多いと思いますし。

 

おそらく多くの企業でも最初に担当に割り振られることが多いのが出金業務や決算伝票の作成でないかと思います。

 

 

経理の仕事として月末に請求書をまとめて銀行にいってATMで支払いを、、、、と考えている方、イメージされる方が未だいらっしゃるかもしれませんが(自分も働く前まではそういうイメージでした。)、現在ではそういった企業はほぼないです。

事務員が支払日になって銀行へ直接出向いてATMで一件ずつ支払いをおこなう、、、、というのは昔の話で、ある程度の規模でシステム化が進んでいる企業であれば、請求書がきたら各部署の事務員が出金伝票を起票し、経理が確認、承認されれば指定された期日に口座振替等で支払が行われるというのが一般的です。

 

出金伝票の確認については結構いろいろあって大変です。

大体のイメージだと

1.支払先が請求書と一致しているか。

2.システムに入力された金額が請求金額と一致しているか。

3.指定された口座に支払いされるようになっているか。

4.請求書に記載された支払期日に間に合うか、もしくは早すぎる支払いでないか。

5.支払う金額について計上される勘定科目は妥当か。(出金伝票が決算伝票を兼ねたシステムの場合)

6.請求されている内容は妥当か。

7.二重支払いになっていないか。

といったことを確認する必要があります。

 

では細かく見ていきましょう。

 

1つ目の支払い先が請求書と一致しているか、について。

そんなもの間違えるわけないでしょ~って思った方もいるかもしれません。

個人宛にくる請求書なんかだと支払先を間違えたりすることなんてまずないと思いますが、工場なんかで数十社~数百社の取引があると案外わからなくなることもあるのです。

具体的に言うと、請求書が〇〇運輸の△△支店となっているのに、出金伝票は××支店への支払いとなっていたり。

〇〇商事からの請求なのに、出金伝票は〇〇商事システムズみたいな子会社への支払いになっていたり。

そういう間違いって結構あったりするのです。

だからそういった支払い先の情報はほんとに気を遣います。

支払先を間違えたりすると、”出金事故”扱いとなって、会社によっては顛末書ものなので、まず最優先の確認事項です。

 

2つ目は請求金額とシステムに入力されている数値があっているか、ということ。

これも月数件程度の請求書ではまず間違うことはないですが、数十件~数百件の処理となると、データを入れてくる部署の方がミスタイプしたり、桁が一つおおかったり少なかったりすることはまれにあるので、支払先同様、最優先の確認事項です。

出金金額の間違いも出金事故ですね。

出金金額の誤りは、出金事故となるだけでなく、未払い額が残ってしまう場合には先方に残額分の請求書を改めて作ってもらったり、過払いが判明した場合には逆にこちらが請求書を発行しなければならなかったりと、後々の処理も相当面倒なので、めっちゃ怒られます。笑

自分も一回やらかして相当怒られました。

あと会計士がついていて監査等があると、出金事故を起こした後は内部統制不備となって業務フローやシステムフローの改善まで指導される場合があります。

 

3つ目は支払い口座があっているか。

支払先と支払い口座って同じでは?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、支払先の相手が大企業となると銀行口座をいくつも持っている場合があります。

一つの取引先で複数口座を持っている場合は指定の口座に振り込まないと先方で認識してくれなかったり、場合によってはクレームが来ることもあるのできちんと口座まで一致を確認する必要があります。

 

4つ目は支払い期日に間に合うかどうかです。

請求書には必ずいつまでに支払ってくださいという支払期日が記載されています。

例えば〇月〇日までに入金をお願いします、とか請求書発行後〇日以内に入金をお願いします、といった具合ですね。

基本的に支払い期日は絶対に守らなければなりません。

ただ、ずぼらな部署があったりすると、請求書がきているのに処理を忘れたとか先方からもらった請求書を引き出しに入れていたまんまだったとか言ってくる輩がいてぶっ飛ばしたくなります。

そうなると至急先方に連絡をとり、入金が遅れている旨や今から処理した場合の最短の入金予定日を伝えるなど余計な業務が増えることになるので本当に面倒です。

また、入金遅れの場合はそれに伴う利息を請求されることもあるので、注意が必要です。(1か月程度の入金遅れの場合はとやかく言われることはないですが、3か月とか遅れると利息の話もでてきます。金額にもよりますが。)

さらに、請求金額が大きい場合(100万円とか以上の高額の場合)、相手のキャッシュフローにも影響を与えますし、相手が中小企業でカツカツのキャッシュフローだった場合、状況によっては先方の口座残高がマイナスになって最悪不渡りということもありますので、支払期日までに請求書をそれぞれの部署に処理させることは必須です。

ここで、キャッシュフローについて軽く触れましたが、自社目線で考えた時には、入金は早くしてもらう、支払は遅くする、というのが自社のキャッシュフローを有利にする鉄則になります。

なので、支払期日に対して早く払いすぎることも問題です。

請求期日が1か月先なのに今日支払いのデータ投入になっているとか、あまりにも早い支払いは避け、きちんと支払い期日で支払うということを徹底したいですね。

 

5つ目は出金伝票が決算伝票を兼ねている場合に限るのですが、その支払い内容が計上される勘定科目にとって妥当かというところも確認しなければなりません。

例えば、明らかに飲食店での交際費にかかわらず、製品の材料費として処理されていたりしたら一発アウトです。

出金伝票を計上した総勘定元帳は、会計士等にもチェックされる内容なので、明らかに勘定科目違いの出金伝票等があると監査等での指摘内容となる場合があります。

また、先に出した例でもありますが、交際費や一括償却資産については税制上の控除がある内容でもあるので確実に妥当かどうかの確認をする必要があります。

税務署の監査等でも当然確認されるないようになります。

(過剰に交際費や一括償却資産の科目へ計上して税制控除を過剰にしていないか、逆に計上が少なくて税制控除が過少になっていないかを確認する必要があるという意味です。)

これは余談なので読み飛ばしてもらって結構ですが、私が勤めているのがそこそこの規模の会社なので、そこからの意見として、会社についている会計士の監査より税務署の監査のほうがよほど怖いです。

税制については自分の業務範囲内で関連するところがあればきちんと知識を身に着けておきたいですね。

 

6つ目は請求されている内容は妥当か、ということです。

これは正直当事者しかわからないことも多々ありますが、毎月定例の請求書等はいいとして、交際費扱いで私的な飲食代が請求されていないかや、取引実態のない請求書が処理されていないかは確認する必要があります。

まぁつまりは横領の王道的な手口だからです。

個人で購入した物品を会社宛ての請求書を出して支払う、接待でもないのに会社の交際費で処理する、私的な移動の請求を会社の旅費で処理するというのは可能性を考えれば結構あることだと思います。

なので、こういった案件についてはきちんと物品の納入があるか確認する(実物があるか確認する)、接待に参加した人たちの名簿を出させる、出張実績と請求内容を照らし合わせるなどきちんと裏どりすることが必要です。

また、場合によっては名前が似ている子会社の分の請求書が来たり、親会社向けの請求が来たりすることもあったりするので、請求書の支払い内容の妥当性については常にチェックをする必要があります。

 

7つ目は二重支払いになっていないかです。

二重支払いについても先に述べた出金事故の一つです。

基本的に出金伝票については請求書の原本をもって作成し、支払処理するのが基本です。

原本に対して一品一葉になっていれば二重に支払うことはないためです。

ただ、ときたま請求書のコピーで処理をしてしまったりすると請求書の原本とコピーで二重の支払いをしてしまう場合があるのでコピーの請求書では対応しないのが多くの場合の原則になります。

ただ、昨今の状況から原子原本での処理は経理のテレワークの大きな阻害要因になっていることも事実です。

また、請求書を紙で発行しない電子請求書を採用する企業も増えてきています。

今後は時代に合わせ請求書処理の原原紙原本主義も変わっていくのかもしれませんね。

 

ここまで書いてきましたが、おおよそ経理の出金業務というのはこのくらいになります。

これを会社の規模にもよりますが月数百件程度はチェック/承認をしていきます。

皆さんのイメージと合ってたでしょうか、それとも大きく違ったでしょうか。

 

おさらいですが、経理の出金業務についてポイントは以下7点です。

1.支払先が請求書と一致しているか。

2.システムに入力された金額が請求金額と一致しているか。

3.指定された口座に支払いされるようになっているか。

4.請求書に記載された支払期日に間に合うか、もしくは早すぎる支払いでないか。

5.支払う金額について計上される勘定科目は妥当か。(出金伝票が決算伝票を兼ねたシステムの場合)

6.請求されている内容は妥当か。

7.二重支払いになっていないか。

 

あくまで上記は出金についてのチェック項目で、実際には出金システムの決算反映やマスタの整備なども業務になってきます。

この辺りは会社によって異なるので詳細書くことは控えますが、もしこれから経理を目指される方がいらっしゃいましたら参考にしてみてください。

 

本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

それではよい週末を。

 

大学時代の税理士試験挑戦について【これから簿記論財務諸表論の勉強を始めたい方向け】

 

皆様こんにちは。

 

先日ブログ記事の初投稿をしてから少し間が空いてしまいましたが、続けて書いていこうと思います。

 

なかなか毎日書くというのは難しいですね。

これからもペースはいまいちかもしれませんが読んでいただけると幸いです。

 

先日の自己紹介にて少し大学時代の話を書きましたが、その続きの一つとして税理士試験の挑戦について書こうかなと思います。

 

きっかけは少し触れましたが大学の仲の良い同級生(悪友)に誘われたことです。

時期は1回生の終わりころで、春休みに入る前くらいでした。

 

そこから公認会計士のコースの説明会に参加しましたが、勉強量と内容のレベルの高さにビビってしまい、あきらめようと思っていたところに目に留まったのが税理士試験のコースの案内でした。

今コロナ禍だと専門学校も説明会とかやってるんですかね?オンラインとかになってるのでしょうか?

もし勉強を始めようと考えられている方がいらっしゃるなら専門学校の説明会に一度参加してみたほうがいいです。

講師の方と話してみたり周囲の同じ勉強をしようとしている人との温度感を知れていいと思います。

 

そして税理士試験のコースの案内を読んでみると、すべての科目の合計の勉強量は公認会計士とほぼ同じくらいではありましたが、科目毎に受験が可能であること、また科目合格だけでも資格として残ることに惹かれ、税理士試験の簿記論財務諸表論コース受講を決めました。

今思えば気にしすぎなのかもしれませんが、1~2年勉強して資格として何かが残らないと不安だったんではないかと思います。

だから資格として取りやすさを考えると税理士試験の科目合格かな、、、ということで勉強を始めた覚えがあります。

 

 あとは単純に金銭面でのこともあります。

当時公認会計士の2年コースでどの専門学校も約80万円-100万円弱くらいの金額でした。

一方税理士は1.5年の簿記論財務諸表論セットで40万円-50万円くらいというところで、当時大学生で余裕のなかった私には魅力に映った点もありました。

 

今から勉強を始める方は公認会計士/税理士/日商簿記1級など、それぞれにメリットデメリットは大なり小なりあると思いますので、自分の目的目標やラフスタイルに合わせて検討してもらうといいと思います。

また、どこの専門学校に通うのかも十分吟味したほうがいいです。

当時はまだスマホも普及し始めくらいでなかなか情報がなかった時代でしたが、専門学校の説明会には3校ほど回り、本屋で各専門学校の発行している参考書をいくつか読み、わかりやすい説明をしてくれている(初学者にもわかりやすい説明をしている)専門学校を選びました。

テキストについては今はネットで調べれば各専門学校がどんな内容で記載をしているかわかると思います。

もちろん同じ内容の勉強をしているので、結論書いている内容は同じなのですが、図解の多さ、色使いなど読みやすさはそれぞれの方にとっていろいろあると思うので、そのあたりも検討事項の一つとしてみてはいかがでしょうか。

 

そして、大学2回生の時の春から税理士試験の簿記論財務諸表論の学習を始めたわけですが、コースはまず1年間は簿記論財務諸表論で週1コマずつ(1コマ3Hだったかな?)で、直前期の4か月くらいは週2コマになるようなカリキュラムでした。

 

私は週1コマを土曜AM簿記論、PM財務諸表論で固定して受講していました。

受講して思ったのがやはり固定コマで受講をして同じ先生の講義を受けたほうがいいということです。

同じ内容を説明されていても多少の言葉のニュアンスや授業の雰囲気はそれぞれ違うので、できれば同じ先生のコマを受講するのがベターかなと感じてました。

ただ、一方で勉強がマンネリ化してきたときや多少の刺激が欲しいときは逆に別の先生のコマで授業をうけてみるのも手です。

 

ざっくりとした1週間のスケジュールだと

月曜 AM 専門学校で週末の授業の復習  PM 大学で授業

火曜 AM 大学の授業  PM アルバイト

水曜 終日 専門学校で過去の苦手項目の復習

木曜 AM 大学の授業 PM 大学の授業 アルバイト

金曜 AM 大学の授業 PM 専門学校で苦手項目の復習と軽い予習

土曜 AM 簿記論授業 PM 財務諸表論授業 夕方~夜 当日授業した分の復習

日曜 終日 アルバイト

くらいの感じでした。

上記はあくまで時間が多めにとれる大学生向けのスケジュールですかね。

半年くらい経ったらろくすっぽ大学に行かず、専門学校ばっかになってましたが笑。

(こういうスケジュールとかで表とか挿入できるといいんですけど、まだあんまりわかってない、、、。)

 

今思えば結構ハードなスケジュールだなと思うのですが、やってる当時はそこまで悲壮感なくやってたように思います。

本当に直前期に入って全体がピリピリしてくる前までは簿記の勉強が楽しいくらいの感覚でした。

そういう意味では簿記自体が自分に向いていたんだとは思います。

文系ではありましたが数字にアレルギーはありませんでしたし。

自分は簿記論財務諸表論勉強中に日商簿記3級2級を取得しましたが、簿記に向いているかどうか(簿記の勉強が自分に合うかどうか)を事前にチェックしたいのであれば先に日商簿記3級2級を受験することをオススメします。

日商簿記3級2級の勉強方法については色々意見があるとは思いますが、個人的な意見としては専門学校で勉強するのが最速最短だと思います。

日商簿記3級であれば1~2か月程度、日商簿記2級でも半年程度で一通り学習~演習まででき、不明点は先生に聞くことができるという点でもお得だと思います。

もちろん独学での受験を否定するつもりはありませんが、日商簿記3級2級は会計の基礎の基礎なので、そこをきちんと固める意味でも、さらに上級の会計資格を目指すことを考えても、専門学校で学習するのがベターと思います。

 

少し話がそれましたが、上記のスケジュールにて学習進めた場合大体週25~30時間程度の学習時間(授業時間は除いて)になっていたと思います。

これは一応目標があって、簿記論と財務諸表論の参考学習時間が約1,000時間だったので(当時)、合計2,000時間勉強するというものがありました。

そこから逆算して2,000時間÷17か月(コースの受講期間)=117.65時間(月当たりの目標参考時間)、117.65時間÷4週間=29.41時間(週当たりの目標参考時間)と計算して、週の目標勉強時間を30時間としていました。

当時はまだスマホもなく勉強時間管理アプリなどという便利なものはなく、すべて手帳に手書きで記載していました。笑

もちろん専門学校の出す学習時間というのはあくまで参考であり、ベースの基礎知識や実務経験の有無で大きく所要時間はかわりますし、簿記論財務諸表論については学習範囲が概ねダブっているので丸々2,000時間はかからないと思います。

ただ当時大学生でバックの基礎知識もなく実務経験ももちろんない私はとりあえず量より質でとことん量をこなす方向で勉強していました。

結果としてですが、そうやって学習時間を記録して試験に臨めたことが大きな自信になっていました。

もし実務経験も基礎知識もない学生の方が簿記論財務諸表論を受験するのであれば、これくらいの学習量を確保できるかどうか十分吟味してください。

私はたまたま合格しましたが同じように勉強していた大学生でも不合格となっている人はいたので、勉強時間をこなしても100%受からないのが税理士試験であり、上記の時間+αくらいの学習が必要(特に会計初学者だと)と思います。

追加ですが社会人の方で簿記の基礎知識があり、実務経験ありの場合は感覚的にですが目標学習時間の70%~80%くらいでも合格可能圏内には入ると思います。

 

あと学習内容についてですが、基本は復習の徹底です。

当時は簿記初心者だったので予習してもちんぷんかんぷんでしたから(一応テキスト読んでおくくらいのことはしてましたが)、とにかく復習を徹底して授業を受けた後の内容は確実に処理できるようにしておく、復習テストで間違えた内容は確実に解けるようになるまでやりこむことを自分のルールにしてました。

会計には会計原則があり、簿記の問題もそこから派生していくので、基礎基本の徹底ができていないと演習に入ってから苦労することになってしまいます。

 

余談ではありますが、会計の基礎基本を徹底しておくことは実務をするようになっても無意味ではありません。

貸借の考え方や仕訳の意味が理解できているだけでも実務の吸収能力は格段にあがります。

また、実務での会計上の誤り等にも気づくことができます。

そういった意味でも会計学(簿記論財務諸表論)の基礎基本を徹底しておくのは重要です。

 

また、私は簿記論財務諸表論のみの受験でしたので上記の日程感で勉強ができましたが、税理士試験のほかの税法のコースを受講しているとさらに学習が必要です。

消費税法など軽めの税法でも所要学習時間は700-1000時間程度あるので、、、、。

(自分は税法でやめたクチなのであまり大きなことは言えませんが、、、。)

 

一応ここまで税理士試験の簿記論財務諸表論を学習するにあたっての内容を書いてきました。

 

これから学習を始めようと思う方は以下の点注意してください。

・専門学校やオンラインでの学習サイトの各コースに申し込むことについては、通学スタイルや講師、テキストなど想定できることはすべて吟味すること。

・簿記論財務諸表論同時受験の場合は1.5年程度の勉強期間で考えて、1週間25~30時間程度は授業以外で勉強に充てられるかどうか検討すること。(個人差あり)

・いきなり簿記論財務諸表論の受験が不安であれば日商簿記2級までを受験してみること。

・初学者はとにかく復習と基礎基本を徹底すること。

 

本日はここまでにしたいと思います。

これから学習を始める方、のちのち学習を検討されている方はご参考にしていただけますと幸いです。

また、こんなことを教えてほしいとか、実際どうなの?といったこともあればコメントやTwitterで聞いてください。

今後記事にして書きたいと思います。

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。