@sushiの日常

中堅経理のつぶやきの延長です。

経理の良いとこ悪いとこ

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皆さんこんばんは。

 

今日は先日からの経理の業務シリーズから少し離れてもう少し大きいくくりで経理の良いところと悪いところという観点で書いていきたいと思います。

 

以前質問箱にそういった質問をいただきましたが、その時間違って悪いところだけ書いてしまったので、その反省も含めてですね。笑

 

質問箱の時に書いてしまったので、ちょっと順番は前後しますが、まず経理の悪いところ(オススメしないところ)を先に書きます。

(後からいいとこが出てくるほうがいいですよね?そうでもない?)

 

経理の悪いところ1つ目は、締切が厳しいところです。

まぁどの職業でも締切というのは多かれ少なかれあるのですが、経理の場合は決算の日程というのは原則時間厳守なので、決算の締切については非常に厳しく言われます。

特に本社でのデータ吸出しや社長報告の元データになったりするので、決算時の工場の経理なんかはその締切までに必死になって伝票を入れたりデータを集めたりしています。

全社的にトラブルが起こらない限り本社の示す締切は絶対なので、締切守るために時には深夜まで残業になったりすることもあります。(だいたいシステムトラブルとかが発生するとそういう状況になったりすることが多いです。)

また、決算の締切だけでなく、業績会議の資料等も会議の日程をずらすことは難しいので、会議前なんかは残業になったりすることも多いです。

(会社によるとは思いますが、事前に経営幹部の予定を抑えていて前日キャンセルとかすると、次の日程を確保できる日がなかったり経営幹部陣がそろわないなどあるので、基本業績会議なんかの日程は経理の都合でずらせなかったりすることが多いです。)

 

2つ目は決算で出す売り上げや損益は経営数値なので、取扱に気を遣うし、情報の展開については責任が大きいところです。

これに関しては当然といえば当然ですが、経営数値の管理にかかわってくるので、情報の取り扱いには細心の注意を払わなければならないということですね。

やはり売上や損益の情報は社内であっても誰これ構わず展開していいものではないですし、他部署に聞かれたとしてもどういう意図でその数値が必要か、用途や客先への報告の有無なんかも確認しなければなりません。

全社的な最終決算が記載されていて、社外の人も確認できるIR資料なんかであれば特に客先への提示には問題ありませんが、特定製品の売上や損益については営業戦略や客先の意図も十分考慮したうえでの報告等が必要になる場合があります。

 

3つ目はどちらかというと心持みたいなことになりますが、経理は社内で優等生でいなければならないところです。

実は何気にこれが結構きつい。

1つ目2つ目でも記載してますが、締切は基本絶対に守らなければならない、情報の管理もきちんとしなければならないなので、業務的に制約のかかる箇所もありますしミスはできないプレッシャーもあります。

それに加えて、締切のために他部署に資料や数値を厳しい日程で依頼することもあるので、逆に経理へ依頼された資料や数値は絶対に遅れることなく他部署へ提出しなくてはいけません。

普段から経理が他部署に締切を守っていないと他部署からクレームも来ますし、最終的には総スカンされることになりかねません。

また、経営に関しての要求をすることも多いので、経理が自分に甘いと誰も言うことを聞いてくれなくなる恐れもあります。

そのためにも普段から他部署に信頼を得るため、ミスは最小限に抑え、依頼には日程通り答えるということを徹底していきます。

また、ミスをしても周囲にはきちんと謝ること、ミスのリカバリーをすぐやることを原則として誠実に向き合うことが求められます。

つまりこれが経理が社内で優等生でいなければならない、というところです。

このあたりは普段からの心がけになりますが、私は入社した時の先輩から言われたこの言葉を守れるように取り組んでいます。

 

 

ではここからは良いところ(オススメできるところ)を書いていきます!

 

とは言っても、経理の良いところと悪いところっていうのは実は表裏一体だったりします。

つまり表現のしかた一つです。

そういった見方でも見てもらえるとありがたいですね。

 

1つ目は月内のおおよそのスケジュールがもともと決まっていて、1か月のスケジュールが立てやすいことです。

まぁこれは悪いところの締切が厳しいところの反対にもあたるのですが、締切が厳しい=毎月締切通りに業務が一区切りするということでもあります。

なので、決算業務にしてもピークは月末2営業日くらいから月初5営業日目くらい、会議資料作成も業績会議が8営業日と決まっていれば毎月ほぼそのスケジュール通り日程が進むので、業務のスケジュールやプライベート(退勤後や休日)の計画も立てやすい傾向にある仕事だと思います。

だいたいピーク時は残業していても、決算が過ぎれば、経営会議が過ぎれば経理は定時で退社というところも多いのと思います。

 

次に2つ目は担当レベルであっても経営層が見る数値をリアルタイムで見ることができるところです。

通常、経理以外の部署の担当レベルだとなかなか経営数値に触れることはありません。

経理であれば新入社員だろうが中途入社だろうがすぐに決算で売上や損益といった軽々数値に触れることができ、会社の状態というものをリアルタイムで見ることができます。

悪い点の2つ目で書いたように情報を扱う責任は負いますが、会社の経営情報の数値をリアルで見られることの意義というのは大きいと思います。

 

そして3つ目は、それぞれの業務をきちんとこなしていくことで、いろいろな部署とのつながりができるし、信頼関係も築けるという点です。

先ほど経理は優等生でならなければならないと書きましたが、ある意味優等生として各業務に取り組めば、いろいろな部署との連携ややり取りが出てきますし、それらの部署に対して真摯に向き合うことで信頼関係も築けます。

(他部署からの依頼は必ず対応する分、他部署もこちらの依頼には応じてくれる等)

車内で優等生でいることはプレッシャーとも書きましたが、信頼関係を築き、決算や予算業務を共に進めたり、他部署からの提案に対し応えたりしていくことが経理の醍醐味の一つだとは思います。

 

そしてここからはさらに良いところです。

 

経理の仕事については会計の勉強がもちろん必要ですが、勉強したことが会計資格に直結する、もしくは会計資格の知識を仕事に直結させることができる点はいいところだと思います。

ですので、経理に配属されて会計資格を持っていなくても、業務を通じて身に着けたことが資格につながることもありますし、会計資格を持っていることで新卒や未経験からも経理の戦力となることができます。

 

また、基本経理は事務系職種の中でも部署間の移動が少ない部署なので、一度経理になると、自分から異動願いを出さない限りは経理畑を進むことができるのもいいところかなと思います。

もし経理志望でなかった場合には少々困ったことになりますが、、、。

 

おおよそいいところについてはこれくらいでしょうか。

 

今回はとりあえず大き目にざっくりと書きましたが、リクエスト等あればもう少し細かい内容や業務まで触れていきます。

 

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

いいねやコメントいただけると励みになりますので是非!

 

では今回はこの辺で。

 

皆様おやすみなさい。